2016/11/08

第16回アイン朝市

今朝、「雪やこんこ」の歌を久々に聞きました。灯油を販売する車が家の近所を走っていたのです。

北海道の札幌市では、紅葉する木々に雪が降り積もるという、めったにない出来事がおこったそうですし、今年は全国的に冬の到来が早い感じがしますね。

さて、11月5日(土)のアイン朝市、寒い中おこしくださったみなさん、ありがとうございました!今月から営業時間を1時間遅らせて、8時スタートになりました。下の写真は6時半頃、加古川の橋の上から見た日の出の様子。


先週に引き続き、朝採りブロッコリーを販売しました。平荘町・上荘町の耕作放棄地を生かしてブロッコリーやキャベツの生産に取り組む「ファーミンサポート東はりま」さんが届けてくれました。

「お友達が朝4時からこのブロッコリー収穫しているから、買いに来ました」というお客さんの姿も。誰が作っているか「顔が見える野菜」って、安心感がありますよね。

たとえその生産者さんを直接知らなくても、野菜と共に顔写真やコメントが添えてあったり、販売している人からその生産者さんについて話を聞きながら買うと、料理するのも楽しみになる…というのは、きっと私だけじゃないはず。


この日は、兵庫県たつの市から来てくれた「ただまき農園」さんが、新米ごはんとお味噌汁のセット(300円)をふるまってくださいました。無農薬・無化学肥料、合鴨農法で育てた「かもかも米」の新米です。


ただまき農園さんでは、薬剤を使わず、できるだけ自然に近い方法で鶏を飼う「自然養鶏」に取り組んでいます。+50円で卵が購入できたので、早速その場で味わってみました。

黄身の色が薄くて、弾力があり、ご飯にまぜるとお米一粒ひとつぶときれいに絡む。口の中に入れると、ふわっとクリーミーですごく優しい味でした。これなら朝から何杯でも食べられそう!

お味噌汁の味噌は、たつの市にある井戸麹製造所のもの。播州産の米・大豆、赤穂産の塩を使い、一切添加物が入っていないそうです。あっさり飲めるのに、味噌のコクがちゃんと感じられて、身体が芯からぬくもりました。


ただまき農園さんのHPによると、鶏のエサには、地元・たつの市で生産されているそうめん「揖保乃糸」の原料、小麦から出るクズ麦や、特産の醤油作りから出る醤油粕発酵飼料などを使っているそうですよ。

地元にあるものを捨ててしまうのではなく、鶏の飼料として生かし、鶏にとっても人間にとっても負担の少ない方法で命を循環させていく…。言うのは簡単だけど、それを実行している市原さんご夫婦、すてきやなあ。


接客中の市原真貴子さんのヘアバンドには、カ…カモ?!


玄米酵母を使用したパンの販売も。


青果・乾物の仕入れを担当している私は、新米ごはんにちなんで、ごはんのお供を揃えてみました。淡路のちりめん生姜煮、いかなごのくぎ煮、などなど。


CAFE MEMEさんのクッキーやマフィンも大人気。「朝市でMEMEさんを知って、この前お店にも行ってきたのよ」と話してくれるお客さんがいらっしゃいました。こんな風に市場を通じて人のつながりが広がっていくのは、とても嬉しいです。


いつも季節感を大事にしているMEMEさん。


ラ・プロヴァンスさんのじゃがいものポタージュ。おいしそうだったので、購入されたお客さんのものを撮らせていただきました。私はこのフォカッチャサンドを朝市終わりに食べるのが、週末の楽しみになっています。


この日は9時半頃までが大賑わいでした。みなさん、お出かけ前に立ち寄ってくれたのかな?


青果コーナーは、夏に比べると果物は減りましたが、さつまいもやじゃがいも、梨やりんごが続々と登場しています。


アイン果樹園のみかんも。


あったかブーツも登場。眺めているとつい買いたくなっちゃう。


今期の朝市はラスト2回。あと2回あるけれど、なんだかもう寂しい…。「一度行ってみたかった」という方、ぜひお越しくださいねー!サービスしまっせ♪へへ