2016/09/06

北海道の野菜

ここ最近、連続して台風が日本列島を襲っていますね。北海道や東北では被害が激しく、道路が寸断されているところも多いようです。

北海道帯広市に住む後輩に連絡してみると、「札幌まで行く峠でいくつか橋が壊れてしまっている。農家さんたちが大打撃を受けていてかわいそう」との返事が。

農家さんが打撃を受けるということは、消費者である私たちも打撃を受けるということです。この時期の北海道の野菜って、関西に住む私たちにはすごく重要なんですよ。

夏野菜の収穫が終わり、秋・冬野菜ができるのを待っている今は「端境期(はざかいき)」と言って、市場(しじょう)に出回る野菜の数がぐっと減ってしまう時期。

そこで頼りにされるのが北海道の野菜なのです。春の始まりが関西に比べて1カ月ほど遅いので、その分収穫できる時期も遅れ、今でも夏野菜が採れるというわけ。


今朝、姫路市中央卸売市場で話を聞いてきましたが、やはり北海道産のトマト、ニンジンなどは価格がかなり高騰しているようでした。

また、全国的に8月は雨が少なく、8月末から急に天候悪化が続いた影響で、北海道以外の産地の野菜も品薄になっているようでした。

自然災害はどうしようもないとはいえ、農家さんたちのことを思うと胸が痛いです。

こういう時「北海道産の作物を買って、少しでも農家さんの助けにつながれば」と思うんですが、作物自体が品薄のため、今はそれも難しい状況ですね…。

最近のアイン朝市では、北海道産のジャガイモ(メークイン、男爵)とカボチャ(えびす南京)を販売しています。

まずは今、縁あってこの加古川まで来てくれたイモやカボチャをおいしく調理して、大事に食べることにしたいと思います。