昨日、熊本から帰ってきました。ミーナです。加古川から熊本県の上天草までは車で約10時間のはずが、今回は12時間ほどかかってしまいました。
巨大なトラックにあおられながら、軽自動車を走らせる母と娘。かなりスリリングな旅でしたが、入院中の祖母が泣き笑いしながら喜んでくれたので、思いきって行って良かった！会いたい人には「いつか」じゃなくて、できることならすぐ会いにいった方がいいですよ。本当に。
４月に大きな地震被害に遭った熊本では、県内のいたるところに「がんばるけん（がんばるからね）」と書かれた旗が設置されていました。そして、どこに行っても出会う「くまモン」。熊本県民に愛されていますねえ。
▲上天草市で開かれていた夏祭りの様子
道の駅や直売所では、もう梨やブドウ、イチヂクが登場していました。兵庫もそろそろ収穫が始まるので、今月のアイン朝市では果物がいっぱい並ぶかもしれませんよ〜。お楽しみに。
▲仏花の定番「菊」。これはスプレー菊というそう
野菜や果物と同じく、花も日本全国いろんなところから卸売市場に届き、せりが行われているそうです。
▲仏花にかかせない花たちが勢ぞろい
お盆前は花の価格が高騰するそうですが、それでもなんとか手頃な価格で、ご先祖さまもニッコリな仏花が販売できるよう、今日もいろいろ相談してきましたよ。詳しくはまだ言えませんけどね。フフフ。
▲相談中にゲリラ豪雨が…！看板猫のタマちゃんもびっくり
最後に少しだけ、アインファームの様子もお伝えします。今日加古川を襲ったような突然のゲリラ豪雨や、強い日照りのため、最近は週に1〜2回、日が沈む直前にしか作業できておりません。
先週行った時には、ズッキーニがとり頃を迎えていました。
▲草むらの中でひときわ輝くイエローのズッキーニ
ズッキーニは冷製スープにし、美味しくできたら朝市用のレシピを作成しようと思っていましたが、いざ作ってみると「みなさんにぜひ食べて欲しい！」というほどの感動がなく…。お蔵入りとなりました。
▲ナスもいくつか収穫
次に畑へ行ったら、巨大なズッキーニやナスが待っていたりして…！タイミングが良ければ、朝市でみなさんにお見せできるかもしれません。
今年初めて畑を始めて、今実感していることは「作物って、こんなに人が手をかけなくても育ってくれるのね」という事実。光と水と土があり、種や苗の状態が悪くなければ、作物はある程度育つ力を持っているようなのです。
でも売れる物や、人さまに食べていただける物を作るとなると、もっと手をかけなければいけないというのも事実。
農家さんたちは、作物のおいしさを最大限に引き出して、安定した収穫ができるよう、日々研究を重ねて実践しているからプロフェッショナルなんですよね。
畑一年生、しかも八百屋・ライターという3足のわらじを履く私には、農家さんの苦労なぞほんの少ーししか体感できていませんが、今の経験のおかげで「野菜は1円でも安い方がいい」なんて思えなくなりました。
きちんとした対価を支払うことで、農家さんの仕事に対して敬意を払い、応援したいと思うようになったし、自分たちの命をつなぐ作物を作るということは、とても尊いことだと感じるようになったからです。
まあ実際には、野菜が高騰したら家計に響いちゃいますが。毎日食べるものだし、あんまり高いと買うのをためらっちゃいますよね。
…と、そんなジレンマを抱えつつも、日々楽しく朝市準備を進めております。イチヂク農家さん、どこかにいませんかね〜⁇ 仕入れ先、絶賛募集中です。
