2016/08/30

初めての夜市

今日の加古川は、さわやかな風が吹き抜ける涼しい一日でした。

今朝一番に向かった姫路市中央卸売市場で言葉を交わしたおじさま曰く、「台風の影響やろうから、涼しいのは今日だけやろ。また暑くなるで」とのこと。さて、明日からどうなるかな?

先週27日(土)の夜も、すごく涼しかったですね。いつもの朝市の場所で、初めて開いたアイン夜市。半袖じゃ少し寒いくらいでした。しかも、朝とは違い虫の音が聞こえる。気分はすっかり「秋祭り」のようでした。



夜市は18時からスタート。テントの外にもテーブルとイスを設置し、朝よりもっと開放的な雰囲気に。


夜市の定番といえば「金魚すくい」ですよね?ところが、私たちが用意したのは「昆虫リングすくい」。

リアルに再現された昆虫たちが水の中でひっくり返っている様子は、とってもグロテスクなんですが、子どもたちには大人気でした。



昆虫たちはその名の通り、指にすっぽりはめることができるリング付き。子どもの指にはめるとかわいく見えるかな?(見えんか…)



LEDライトのキャンドルに絵付けするワークショップも行いました。用意していた数種類の絵の中から好きな物を選び、キャンドルの表面に描き写していきます。



完成したキャンドルに、早速明かりを灯して見せてくれました。うまく描けたね!



19時を過ぎると日も沈み、市場のライトがひと際輝きだしました。なんでしょう、このムード。生ビールが似合う風景じゃないですか〜。


ほらね。


軽トラで来ていた私はおとなしく、山形のりんごジュース缶で一杯やりながら、夜市取材を続けることに。


会場には「いつもテントが気になっていたけど、来るのは今日が初めてなんです」という方や、朝市に来られたことのあるお客さんたちの姿も。


このブドウの手ぬぐいをカチューシャのように巻いていたご婦人も、この前朝市に来てくださった方の一人。

ブドウの試食を勧めたら「私ブドウ作ってるから〜」と、確か他のものを購入してくださったお客さんでした。「淡路島のルッコラ、おいしかったよ」との感想も。ありがとうございます!

ブドウ愛を感じるこのいでたちに心打たれ、近々ブドウ畑を見せていただこうと計画中です。


いつも朝市に出店してくださるフレンチレストラン「ラ プロヴァンス」さんは、朝の疲れもなんのその。サラダやパン、スープなどディナーメニューをひっさげて、夜の市場を盛り上げに来てくれました。


私も撮影の合間に、かぼちゃの冷製スープやフォカッチャサンドを買い込み、キャンドルを灯したテーブル席に座ってゆっくりといただきましたよ〜!

そういえば、市場の休憩スペースに座るのって初めて。風を感じながら外で食事をすると、どうしてこんなにおいしく感じるんでしょう。


初めての夜市は21時過ぎに閉店。お越しくださったみなさん、ありがとうございました。

加古川での夜市は今のところ今回限りですが、9月22日(木)〜25日(日)に西宮の鳴尾浜臨海公園で開くアインオープンデパートでは、24日(土)のみ20時までナイター営業を行います(16時以降の出店者は、一部の飲食ブースのみです)。

キッチンカーが提供するディナーや、アインショップがプロデュースするビアガーデン・ワークショップ、ライブなどが楽しめる特別な夜のひと時。

目の前は田んぼじゃなくて海ですよ。芝生に座りサンセットを眺めながら、土曜の夜に乾杯…。いいじゃないですか〜!おっと、脳内妄想でひと足先に鳴尾浜に行っちゃった。

詳細が決まり次第、随時ホームページなどでお知らせしていきますからね。お楽しみに〜!

2016/08/29

第7回アイン朝市

先週27日(土)、8月最後のアイン朝市が無事終了しました。いつも来てくださるみなさん、初めてお越しくださったみなさん、お会いできて嬉しかったです!

今回はずいぶん涼しかったですね。日中はまだまだ暑いとはいえ、開店中の7~11時は心地よい風が吹き、とても過ごしやすくなりました。



この日の目玉は、稲美町産の朝採りイチジク。スタッフが朝5時半から収穫したものを販売しました。

やっぱり朝採りは鮮度が違いますね。しかも、完熟のものを収穫しているので、どれも中味が食べ頃でトロトロ。めちゃくちゃ甘い。


朝早く来てくださった方には大サービスで、丸々1個試食を差し上げました。お客さんの中には、イチジク初体験という方もたくさん。

「見た目がちょっと…」と後ずさる小学生の兄弟には「一緒に食べてみない?」と私がかぶりついて見せると、お兄ちゃんがチャレンジ。同じくイチジク初体験の10か月の赤ちゃんは、とても気に入ってくれたようで、4分の1サイズを全部きれいに食べてくれました。

私の経験上、初めて口にする食べ物がおいしいものかどうかって、その後の好き嫌いに影響するのでかなり重要です。今ではイチジク大好きな私ですが、数年前まで実は苦手でした。初めて食べた時のものが、水っぽくておいしいと思えなかったからです。

ところが、ある日完熟の朝採りイチジクを食べる機会があり、濃厚な甘さとトロリとした味わいに感動。その日から大好物になったのでした。

アイン朝市ではできる限り、たくさん試食を用意しています。だからみなさん、食わず嫌いな心はちょっと横に置いておいて、ぜひ旬の味を舌で味わってみてくださいね。


この日はブドウもたくさんご用意しました。加西産のベリーAは、パック1㎏で640円という大特価。あっという間に売り切れました。

「今からブドウを買いに加西まで行くつもりだった」という方や、「さっきブドウ買ってきちゃった!」というお客さんも数組来店。ブドウ、大人気ですね。

「これ好きやねんな~」と真っ先にシャインマスカットを見に来てくれた男性の姿には、思わずにんまり。皮ごと食べられて種がほとんどなく、とっても甘い品種なので、私も大好きなのです。

他で買うと結構高くて1,000円超えてしまうし、味見もできないので買いづらい。だからみなさんと味わってみたくて仕入れました。試食も惜しみなくお出ししましたよ。アイン朝市、太っ腹〜!(自分で言う)


先週に引き続き、淡路島から届いた野菜も販売。フレッシュグループ淡路島の野菜はいかがでしたか?


葉付きのスティックニンジン(3色入り)は「どうやって食べたらいいの?」と思われた方も多かったようですね。当日にレシピを用意できなかったので、ここでちょっとご紹介。私はかきあげにして食べてみました。

茎は固かったので、葉とニンジンを食べやすいサイズに切り、天ぷら粉をつけて揚げ、塩で味付け。

ニンジン3色の彩りが良く、油で揚げるとホクホクして甘みが引き立ち、豪華な1品になりました。葉付きのニンジンを購入する機会があれば、ぜひお試しくださいね。


そういえばこの日、イチジクを買われた男性が「イチジクとブルーチーズを一緒に食べるとおいしい」と教えてくれました。塩気のあるものとイチジクを組み合わせると良いんだそうです。

そこで早速、フレッシュグループ淡路島の森農園のルッコラ(セルバチカ)と、志方産イチジクをオリーブオイル・塩・黒コショウ・バルサミコ酢・ニンニクで和えてサラダにしてみました。

なんだかレストランの前菜のような、おしゃれな一皿ができましたよ。一緒に生ハムも乗せて食べたら、絶対もっとおいしいはず。


さてさて、フルーツづくしの朝市では、堀内果実園のシロップの試飲も行いました。お菓子の試食もたくさん増えたの、気付きました?


いつも旬の果物を仕入れさせていただいている甘果園(神戸市西区)さんは、梨・桃・すももなどで手作りジャムも作っています。

トーストセットを購入の方には、上記3種を含む全8種のジャムを試食がてらパンにつけて味わっていただきました。初の試みでしたが、みなさんに楽しんだもらえたようで良かった〜!高見農園さんのトマトジャムも好評だった様子。


甘果園さんの梨「幸水」は、みずみずしくて甘さも十分でしたね。次回はどんな品種が届くでしょうか?


仲良し「S&N」さんは2回目の出店。マフィンやスコーン、焼き菓子がいっぱい並んでいて目移りしちゃいました。いつも笑顔で元気いっぱいのお二人。


ラ プロヴァンスさんは、回を重ねるごとに品数が増え、選ぶ楽しみも倍増です。私のお気に入りは、かぼちゃの冷製スープ。次回はアップルパイ、食べてみたいなあ。


最近の朝市では、「アインショップが大好き」というお客さんだけでなく、近隣のお客さんの姿も増えてきました。文字通り「老若男女が集う場」になりつつあります。

普段なら言葉を交わさない世代と交流をしたり、普段なら買わないであろう物を手にとって買ってみたり。欲しいものを狙い撃ちして買うインターネットショッピングでは、得られない体験ができる場所になっているんじゃないかな。



今回、初めて新聞社の取材を受けました。「いつか〝農家〟のように、〝林家〟になりたい」と話す記者さん。林業に関心があり、休日には森で木を切ったり薪を割ったりしている…というお話がおもしろすぎて、逆取材したい気持ちにかられました。


アイン朝市始まって以来、初めて市場で撮ってもらった写真。隣のお客さまは、私が高校生の頃、同じ高校で国語を教えていたという山本先生です。当時は面識がなかったけれど、廊下ですれ違っていたかも…(笑)。

みなさんも朝市で、びっくりな再会や出会いがあるかもしれませんね!

この日の夜は、初めての夜市も開催しました。レポートはまた明日お送りしまーす!

2016/08/25

8月最後のアイン朝市&夜市

加西産のブドウ、稲美産のブルーベリー、山形産の桃。アイン朝市を始めてから、季節の野菜や果物を味わう機会がぐっと増え、「幸せやな~」と感じる瞬間も増えました。

仕入れを始めるまで気づかなかったけれど、野菜や果物にはやっぱり「一番おいしい旬」というものがあるんですよね。そしてそれは、思っていた以上に短かいものです。


トウモロコシと同じく「朝採りがいい」と言われるイチジクは、8〜10月が旬。まさに「今食べなきゃいつ食べる?!」という果物です。


先週、前から気になっていた稲美町のイチジク農園を尋ねた時、入院中の園主にかわって農園を任されているという山口さんご夫妻が、毎朝5時半からイチジクを収穫しているという話を聞きました。

「おいしそうなのをもぎって食べていいよ」と山口さん。遠慮なくいただくと、もぎたては実にハリがあり、新鮮そのもの!

「いっぱい買いたいけど、一気にたくさん食べられんしなあ」とぼやいていたら、山口さんが「凍らして食べてもおいしいよ」とおっしゃるので、「30個入り1箱買います!」と即購入。

冷凍したものを半解凍して食べてみると、濃厚なシャーベットのようでした。毎日1個ずつ食べるのが、最近の楽しみです。


このイチジク、みなさんにもぜひ味わっていただきたく、今週末の朝市で販売させてもらうことになりましたよ〜!

なんと、当日の朝5時半から、アインスタッフ・住徳さんが農園の方と一緒に収穫。到着は7時を少し過ぎてしまうかもしれませんが、届き次第、試食・販売をスタートします。

果物は他に、梨やブドウ、スモモも入荷予定。季節の移り変わりに合わせて収穫される品種も変わっていきます。お気に入りの味に出合えるといいですね!お楽しみに。

先週に引き続き、フレッシュグループ淡路島の野菜も届きます。ルッコラ(セルバチカ)、人気のリーフミックス、スティックパプリカ、ピーマンなど、カラフルな野菜が勢ぞろい。

そうそう、最近「小松菜ある?」と聞かれることがたびたびあったので、都倉農園(加古川市)さんの小松菜、水菜も久々にご用意しますよ。味が濃くて新鮮な都倉さんの野菜、お待ちかねのみなさん、この機会にぜひ。


ズッキーニの兄弟のような韓国かぼちゃを朝採りし、時々持ってきてくださる加古川市の武田さん(写真上)には、先週からバターナッツというかぼちゃも仕入れさせてもらっています。

武田さん、先週は塩ゆでしたバターナッツと韓国かぼちゃのサラダを持って朝市に来てくれました。しかも接客までしてくださる(笑)。作った方とお客さんが出会える朝市って、いいもんだなと感じた瞬間でした。


トマトケチャップやピューレに続き、最近トマトジャムを新発売した高見農園(加古川市)さん。早速、スタッフみんなでジャムを試食してみると「トマトジュースみたい!」「塩気のあるクラッカーにあいそうやね」との感想が。みなさんも、どんな味か気になってきたでしょ?

というわけで、今回のアインカフェでは、自分でトーストしたパンに、好きなジャムを塗って味わえる「トーストセット」(限定20食、500円)を用意。

トマトジャムやミルクジャム、神戸の果樹園「甘果園」の果物ジャム数種などを少しずつ全部塗るのも良し、お気に入りを選んで塗るのも良し。ゆで卵、アイスコーヒー又はジュース付きです。


前回に引き続き、オリジナルのイスが作れるワークショップも開催します。イチジクの収穫を終えたばかりの住徳さんが、手取り足取り教えてくれるはず!

そして朝市が終わった数時間後には、初めての夜市を開いちゃいますよ〜。18時半から20時半頃までの予定です(天候等の事情により、オープン時間・内容に変更が生じる場合もあり)※18時から21時頃まで営業します(26日9時追記)

今日は夜市運営メンバーが、シュミレーションを行いました。やっと涼しくなってきた18時過ぎからアインファームの草刈りをして、19時半頃に会場を見に行くと、なんにも売り物がないのにライトがきらめいているというだけで、なんだかワクワク。


デザイナーのかよさんは、夜市ならではの「LEDキャンドルライト絵付けワークショップ」(1000円)を準備中。この絵付け、簡単にできるそうですよ。

ビールやワイン、ソフトドリンク、ちょっとしたおつまみやアイスクリームなどを味わいながら、みんなで夏の夜を満喫しましょう!

最後に今日のアインファームを。草むらの中でたくましく育っているのは丹波の黒豆。暗闇でゴソゴソと草刈りする怪しい女がいたら、それは私です…

それでは土曜の朝、そして夜にお会いできるのを楽しみにしています!


2016/08/24

韓国市場レポ②〜ソウル夜お化け市場〜

今週末、8月最後の土曜日は、いつものアイン朝市だけでなく夜市も開こうとしている私たち。

「朝市もいいけど、夜市やったらいいんちゃうん?涼しそうやし、楽しそう」。スタッフ内で、この夏そんな冗談を言い合っていたら、本当にやることになりました(笑)。

妄想をすぐ形にしてしまうのが、EINスタッフのすごいところ。ただ今、さらなる妄想を膨らませ、初めての夜市にむけて準備中です。詳しくは明日木曜日中に、このブログでお知らせします。


お盆休みに訪れた韓国・ソウルでも夜市が開かれていることを知り、早速行ってきました。


訪れたのは「서울 밤도깨비 야시장(ソウル夜お化け市場)」。ソウル最大の川・漢江(ハンガン)に浮かぶ人工島の汝矣島(ヨイド)で開かれていた夜市です。

ここは国会議事堂や放送局などがあるオフィス街と、サイクリングやアウトドアを楽しむ人たちでにぎわう市民公園が同居するエリア。


夏の夜は遅くまで家族・友人・恋人と集い、チキンやビールを片手におしゃべりを楽しむ人たちの姿がたくさん見られます。

そういえば韓国って、河川敷のどこにいても、宅配チキンを頼んだらちゃんと届けてくれるんですよー!目印があるようでないこの河川敷で、みんなどうやって注文してるんでしょう?



川沿いにずらりと並んでいたのは、アクセサリーや器など、手作り作家のお店でした。似顔絵を描いてくれるお店も。



フードコーナーにはキッチンカーが何台も連なり、ステーキ、ハンバーガー、ソーセージ、アイスクリームなどを販売していました。


上の写真、K-popアイドルのコンサート風景のようにも見えますが、バックライトに照らされているのはステーキを焼く男性たち。

同じユニフォームに身を包み、焼く姿も一つのパフォーマンスのように見せながら、お客さんを楽しませていました。


会場の中には、キャンプ用のテントが張られたスペースも。うっかり終電を逃しちゃっても、これなら大丈夫ですね。街中でキャンプ気分が味わえるなんて楽しそう!


他にも、イスを並べて映画の上映会を開いたり、ミュージシャンが演奏したり歌を歌ったりしていました。

まだまだ蒸し暑かったけれど、過ぎゆく夏の夜に街の人たちが河原に集い、おもいおもいの時間を過ごす風景は、忘れがたい2016年の思い出になりました。


この夜市、10月末までの毎週金・土曜日、18時30分〜23時に開かれています。ソウル旅行に行かれる方はぜひのぞいてみてくださいね。

ソウル夜お化け市場HP

今日は予定を変更し、夜市レポートをお送りしました。私の好きなイチオシ市場は次回ご紹介しまーす!

2016/08/23

韓国市場レポ①〜広蔵市場〜

アンニョンハセヨ!ミーナです。以前からちらちら書いていますが、10年前に初めての海外旅行で韓国・プサンを訪れ、市場のにぎわいや食のパワーに圧倒された私。

その数年後、「韓国に料理留学がしたい」という夢を抱いて渡韓し、1年間語学学校に通いながら、韓国家庭料理の基礎を学びました。

3年前に帰国してからは、1年に1〜2回韓国を訪れ、市場でご飯を食べることを楽しみにしています。


ソウルに行くと必ず訪れるのは、東大門エリアにある広蔵市場(クァンジャンシジャン)。今年のお盆休みにも、朝ごはんを食べに行ってきました。


1905年に国内初の市場として誕生し、伝統衣装などの衣料品から寝具、青果まで何でもそろう広蔵市場。食の屋台もずらりと並び、いつ行っても大勢の人で賑わっています。


名物はいろいろありますが、初めて訪れた時にそのおいしさに驚いたのが「ポリパッ」。麦飯にいくつもの野菜(写真上)を混ぜ込んで食べる「麦飯ビビンバ」です。


混ぜるとこうなります。野菜たっぷり!


市場で他にもたくさん食べたかったので、友人と2人で1人前のビビンバを頼んだら、案の定、屋台のアジュンマ(おばさん)が不機嫌になりました。

「あんたたち、もっと食べなさいよ」と言いたげな顔。「水ばっかり飲んで」と小声で嫌味も言われちゃいました。でも、そんなことにひるんではいけません。

こういうアジュンマはよくいます。もりもりたくさん食べる人が好きなのです(儲かるしね)。韓国で屋台のアジュンマに好かれるコツは「おいしそうにたくさん食べること」です、たぶん。

もう一つ、この市場に来たら絶対に食べて帰るもの。それは「ピンデトッ」という緑豆チヂミ。

水でふやかした緑豆を挽いて粉にし、肉や野菜を混ぜてたっぷりの油で揚げるように焼いた一品。外はカリッと、中はふっくらジューシーで、マッコリと一緒に味わうと最高なんです。


この市場では「スンデ」という料理が食べられる屋台もたくさん見られます。これは豚の腸にもち米や春雨などを入れた韓国式ソーセージのこと。

見た目がグロテスクで今まで避けていたんですが、スンデ好きの友人のおかげで今回初めて挑戦する勇気がわき「スンデクッ(スンデスープ)」を食べてみました。


豚骨スープの中に、豚肉やスンデがたっぷり。臭み消しの効果があるのか、エゴマの粉(エゴマ油の搾りかす)をたっぷり入れて味わうと、スープのコクが深まり、スプーンを持つ手が止まらなくなりました。

「밥 먹었어(ご飯食べた)?」というあいさつが、日々自然に交わされている韓国。朝から市場や食堂でもりもり食べる人たちを見ていると、食べることを本当に大事にしている国だと感じずにはいられません。

なんだか市場レポートというより、食レポになってしまいましたが、もう一つソウルで一押しの市場があるので、後日ご紹介したいと思います。アンニョン!